2018年08月02日 13:46

大崎電気工業は、IoTを活用した農業支援サービス「ファームウォッチ(R)」を新たに開発し、一般農家及び農業法人向けに提供を開始する。

「ファームウォッチ(R)」は、既存のビニールハウス内にセンサーを設置し、温度や湿度、照度、土中の水分を分析・記録する。これらの情報は専用アプリからリアルタイムで確認できるとともに、使用した機材や資材、作業の内容を簡単に記録できる。

大崎電気は、2017年11月より熊本県のトマト農家と連携し、ビニールハウスで実証実験を行ってきた。今回、作業日報ツールが完成したことや、ハウス内環境のモニタリングの検証結果を踏まえ、サービス提供を開始することとなった。

また、熊本県嘉島町に設置したデモハウスでは、ポンプや開閉装置、循環扇風機、暖房機などを遠隔制御する実証実験を実施し、製品化に向けた開発を進めており、これにより、ビニールハウスに直接出向くことなく、遠隔地からの管理が可能となる。