2018年07月30日 15:31

誠文堂新光社は、8月7日、「日本の爬虫類・両生類 生態図鑑」を刊行する。

ひとくちに「爬虫類・両生類」といっても、そこにはカエル・イモリ・サンショウウオ・ヘビ・トカゲ・カメと、多岐に渡る生き物が含まれる。さらに、南北に長い日本には、さまざまな亜熱帯から寒帯に暮らす、あらゆる種類が生息し、同種でも地域によって姿が異なるのが実状だ。本書では、1種でもさまざまなバリエーションを掲載することで、誤同定を防ぎ、種の奥深さを伝える。

具体的な例として、身近な毒蛇である「ヤマカガシ」は時折、咬傷被害がニュースで流れるが、地域によっては、無毒の「シマヘビ」そっくりのものもいたりと、同定が難しいものが多々ある。本書では、類書では見られないほど、1種ごとの写真点数を多く掲載し、資料的価値も高めた。日本中のフィールドで野生の爬虫類、両生類の写真を撮り歩く、川添宣広さんが責任編著した「種同定」のための最強ガイドだ。

定価は3500円(税抜)。

誠文堂新光社