2018年06月27日 14:36

高機能歯みがき剤「アパデント」「アパガード」の開発・発売元のサンギは、ドイツに現地法人SANGI Europe GmbHを2018年12月に設立。薬事などの準備を進め、2018年6月より、チェコ・ポーランド・スロヴァキア・ハンガリーを中心としたEUでの販売を開始する。

フッ素とは異なり、直接歯を再石灰化する作用をもつハイドロキシアパタイトは、EUをはじめ海外で注目を集めており、この度の参入は、EUにおいてハイドロキシアパタイト配合の歯みがき剤市場が成長していることによるもの。EUでは、現地規格に合わせたアパデント3アイテム、アパガード3アイテム(を日本で製造し、輸出する。

今年7月にロンドンで行われる第96回国際歯科研究学会(IADR)では、ナノ粒子ハイドロキシアパタイトの歯科応用をテーマにした初のシンポジウムがサンギ主催で開催され、同社も研究を発表する。