2018年06月19日 16:42

スマートフットウェアを開発するno new folk studioらは、LPWAに対応したシューズ向けIoTモジュール「ORPHE CORE」の実験に成功した。
実験では、センサーやマイコンなどの電子的機能が実装された「ORPHE CORE」を搭載したシューズを履いた歩行者が豊洲地区を周回し、LoRaWAN通信により歩行データを送信。シューズに内蔵されたデバイスにとってシューズ本体や人体、地面が常に通信の障害となる状況の中、豊洲駅を中心として、新豊洲駅から枝川地区までカバーする最長2km程度のエリアで安定したデータ通信を行うことに成功した。
また、シューズ内への通信デバイスの格納においては、筐体の強度や履き心地なども課題となっていたが、10kmの歩行後でも筐体へのダメージは見られず、着用感についても、歩行者が通常のシューズとの差異を認識することなく歩行することが可能だった。