2018年06月15日 16:27

理経は、バーチャルリアリティー(VR)を活用し、火災現場からの避難を模擬体験できる防災訓練用VRコンテンツ「避難体験VR」とVR機材一式を、大阪市消防局に納入した。

避難体験VR」では、VRヘッドマウントディスプレイを使用して、火災が発生し黒煙が充満する室内からの避難を体験することができる(体験時間:1人3分程度)。360度の臨場感溢れる映像とコントローラを活用し、VR空間上の自由な移動が可能。さらに、煙による視界が悪い状況のなか、通路誘導灯を頼りに低い姿勢で避難できているかなど、体験者が正しい避難姿勢で動けているかの判定も行うことができる。

特長としては、機材はPC・VRヘッドマウントディスプレイ本体およびコントローラのみで、必要スペースは1.5m×1.5m程度と省スペースであること。また体験者の姿勢が正しいかを判定する機能を備え、訓練としての実効性も高い内容であることがあげられる。