神戸市では、過去５年間で約6000人分の保育枠の拡大を行ってきた。だが保育ニーズの増加に加え、保育用地の確保が困難となっており、必要な保育定員を確保することができなかったことや、保育人材の確保が難しくなっていることなどから、「待機児童対策緊急プロジェクト」として、保育定員確保の取り組みを進めていく。

保育人材の確保のため、「５つのいいね」を実施。「給料がいいね！」では、神戸市内で保育士・幼稚園教諭等として採用された人に、７年間で最大140万円の一時金の支給を行う。「家賃がいいね！」では保育士等の宿舎を借り上げる施設に対して、月額８万２千円を上限とした最長５年間の賃借料等補助を実施。

ほか、月額５万４千円までの保育料が１年間、実質無料になる「家族に優しくていいね！」や、パートにも10万円の一時金を支給する「自分のペースでいいね！」や、学習費用の半額補助する「夢の実現にいいね！」も実施する。