2018年05月21日 09:12

國學院大學博物館は、人間国宝の大蔵流狂言方・山本東次郎さんの狂言面32点を中心とした所蔵品計42点の特別展示「狂言-山本東次郎の面-」を、5月26日~7月8日の期間で開催する。
「能」で使う「能面」は、様々な場で展示が行われているが、「狂言面」はこれまであまりスポットが当たることがなかった。こうした中、卒業生でもあり、これまで20年にわたり國學院大學で毎年「狂言の会」を続けている山本東次郎さんの「面を通して、狂言の世界を伝えたい」という願いと、大学の「日本文化の究明」という使命が結びつき、展示の実現に至った。
特別展では、武家式楽の伝統を受け継ぐ山本東次郎家所蔵の「狂言面」約120点の中から、特に名品とされる32点を一同に並べ、狂言面と狂言の新たな魅力を紹介。初日には、山本東次郎さんによる講演会を行う。さらに6月29日には、面のかけ方や装束のつけ方実演会も開催する。
入館料は無料。場所は、國學院大學博物館 企画展示室。