2018年03月12日 15:36

箱根園のシンボル「湖畔の一本桜」が、今年4月中旬に見頃を迎える。箱根園のランドマークともいえるこの湖畔の一本桜(大島桜)は、樹齢約100年、枝張り22m、幹周り5m、高さ12m、周囲70mの巨樹で、その末広がりの美しい形状で、毎年多くの桜ファンを魅了してきた。

この桜は、芦ノ湖畔にキャンプ場を設営しようとした創始者がキャンプ場のシンボルとして植えたもの。五本の苗木を寄せ植えするという画期的な植樹法により、10年の歳月を経たときには、富士山のような形をした立派な大樹として観光客の人気を集めるようになった。東京都心に比べ、約1ヶ月遅い4月中旬から下旬にかけて見頃を迎えることから、もう一度花見を楽しもうと、毎年多くの人が見物に訪れる。

今年は伊豆の河津桜が1週間早く(河津観光協会発表)開花しており、この1本桜も昨年より1週間早い4月21日(土)前後に見頃を迎える見込み。また、4月14日(土)~4月30日(日・振休)まで、園内では「箱根園さくらまつり」を開催する。