2017年06月06日 09:39

日本農業インコーポレイテッドは、青研のりんご計4トンを6月5日、インドネシアのジャカルタ港向けに輸出した。6月中旬から現地高級スーパーで販売する。

青森県からのりんご輸出量3万6000トンのうち、台湾向けの輸出が2万7000トン、香港向けが7000トンと、上位2カ国が全体の90%以上を占めている一方で、インドネシア向け輸出量は32トンと輸出量全体の0.1%にしか過ぎない。日本農業インコーポレイテッドでは、2.5億人の人口を抱え、近年の経済発展も著しいインドネシアを有望市場とみなし、りんごの輸出を開始した。

今回輸出されるりんごは2016年の11月に収穫され、青研にて「スマートフレッシュ処理」を施し保存していたもの。6月中旬から現地の高級スーパーなどでの販売を予定しており、販売中にはラマダン期の消費者の購買行動をテスト。今回得られるノウハウを基に、マレーシアや中東など、他のムスリム市場への将来的な販路の拡大も見込んでいる。

日本農業インコーポレイテッド