2017年05月30日 08:54

LITALICOは、発達障害の子どもを支援するスマートフォンアプリ「ねずみタイマー」を、世界150以上の国と地域に向けて5月29日に配信を開始した。
発達障害のある子どもは時間管理が苦手なことも多く、何かに取り組んでいた時間が前触れなく終了することに不安感を覚えることがある。特に、特定の物事に集中しやすいADHD傾向のある子どもにおいては、時間の量を見ながら主体的に「やめる」ことをコントロールすることが重要だ。
発達障害のある人の時間管理をサポートするタイマー商品は市販されているものもあるが、価格が比較的高く、普及にはハードルがあるのが現状。このアプリでは、食いしん坊のねずみがリンゴをかじっていく表現で、時間を「見える」ようにして時間の長さを伝えることで、子どもが時間の長さをイメージできるよう補助する。学習用のツールとしてだけでなく、生活場面で通常のタイマーとしても活用できる。
価格は無料。対応OSはiOS、Android。