2017年05月19日 15:46
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講談社から、5月17日、江戸の風景と人々を綿密に描いた「江戸絵本」の決定版「絵本 江戸のまち」が発刊された。

江戸の風景が正確に描かれているのはもちろん、人間の表情やしぐさがひとりひとり、表情豊かにいきいきと描かれているので、眺めているだけでも楽しく、江戸のまちを訪ねたような気分になれる。案内役は、昔から東京にすみついていてまちの移り変わりを見てきたという設定の「妖怪小僧」というキャラクター。その妖怪小僧や、他の「隠れキャラ」たちが必ず場面のどこか隠れているという仕掛けもあり、「さがしもの」絵本としても楽しめる。

江戸の暮らしについての造詣が深い絵本作家の太田大輔さんが、その知識と表現力を結集した、渾身の絵本。小さなこどもが眺めるだけで楽しめる一方、江戸に関心のある大人読者の期待にも応えられる内容となっている。定価1600円(税別)。