2017年05月11日 14:05

再生医療の事業化を手がけるセルソースは、主として整形外科で再生医療を提供する医療機関を対象に、「変形性関節症」治療専用の細胞培養受託サービスの提供を5月10日より開始した。
本サービスは、脂肪組織由来間葉系幹細胞(脂肪幹細胞)を用いた「変形性関節症」治療専用の細胞培養受託サービス。「セルソース(R)培養幹細胞」と称し、同機関から預かった皮下組織をセルソース再生医療センター内で、脂肪幹細胞の抽出・培養から冷凍保存、輸送までを一括して行う。
医療機関に再生医療を普及させるためには、設備投資額を削減し、技術の障壁を解消する必要があるが、大量に脂肪吸引が必要になると、脂肪吸引専用医療機器の導入と医師のトレーニングが必要。しかし本サービスを利用することで、医療機関側は大掛かりな設備投資をすることなく、「変形性関節症」への新治療を提供できる。今後、1年後には10施設、3年後には100施設の導入を目指す。