2017年05月10日 08:55

日本セラピューティック・ケア協会は、洋服の上から撫でるだけで誰でも手軽に行えるストレスケアの理論と実技の基礎を学べる「セラピューティック・ケア」入門講座を、6月11日に熊本市内で開催する。

「セラピューティック・ケア」は、器具や薬剤を使わず、服の上から首や肩、手や腕などを優しく撫でることで、癒しホルモン「オキシトシン」の効果によりストレスを軽減するもの。このケア法は英国赤十字社が1996年に考案し、1999年に同協会が日本に導入した。

高齢者福祉施設やホスピスにボランティアが届けるほか、東日本大震災や熊本地震などの被災地においても、両手だけでできるストレスケアとして活用された。同協会では、両手の温もりを通じて被災者の人々の緊張した心と身体をほぐすことで心身ストレスを和らげる活動を行っている。

受講料は5000円(教材費込)。会場は、くまもと県民交流館パレア 音楽室。

日本セラピューティック・ケア協会