2017年05月08日 07:44

産経新聞社は、第64回産経児童出版文化賞の受賞作8点を5月5日に決定した。

産経児童出版文化賞は、学校図書法の施行にあわせて1954年に産経新聞社が創設した賞で、前年の1月1日から12月31日までの1年間に日本国内で出版された、すべての児童書籍を対象に審査を実施。毎年5月5日の「こどもの日」に受賞作が発表される。

2016年1年間に刊行された児童向け新刊書4307点の中から、大賞には、世界各国の子供たちの暮らしぶりに気鋭の写真家が密着した写真絵本シリーズ「世界のともだち」全36巻(偕成社)が選ばれた。

「世界のともだち」は、偕成社創業80周年を記念したシリーズで、2013年12月刊の「ルーマニア―アナ・マリアの手づくり生活」から2016年4月刊の「ウズベキスタン―シルクロードの少年サブラト」まで全36巻が完結。第一線で活躍する写真家33人が、各国1人の子供を長期にわたって密着取材し、日々の暮らしや行事、風物などを写真と平明な文章とで伝えている。