2017年05月01日 16:28

飛騨高山グリーンヒートが飛騨高山において建設を進めてきた「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所」が完成し、4月28日に竣工式が執り行われた。竣工式には高山市長を初め、地元関係者、工事協力会社など約30名が出席。神事に続き行われた通電式では、発電所の運転ボタンが押されると同時に、バイオマス発電所のガス化炉からガスがエンジンに供給され、発電が開始された。

発電設備にはブルクハルト(独)製の小型高効率 木質ペレットガス化熱電併給システムを採用。本システムの導入により、未利用木材を加工した木質ペレットを発電燃料として利用することが可能に。発電の際に生じた熱を温浴施設「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」に供給することで、オンサイト型の熱電併給システムの構築を実現した。

本システムの発電効率は30%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は最大で75%になり、遊湯館への熱販売により、ボイラーで使用する灯油を年間約124kl削減できる。