2017年04月28日 13:30

阪神電気鉄道では、普通車両用5500系のリニューアルを実施し、5月2日から、営業運転を開始する。これは、阪神・淡路大震災で被災した車両の代替車両として登場した5500系車両が、1995年の製造初年から20年以上経過していることから、リニューアルを図るもの。

今回のリニューアルでは、車いす・ベビーカースペースの増設(現在の1編成2両への設置から1編成全4両に設置)などのバリアフリー設備を拡充。さらに、昨年ブルーリボン賞を受賞した5700系車両で好評の「扉個別開閉機能」等のサービス設備を新たに設けることで、「リノベーション車両」として生まれ変わる。

また外観も普通用車両の伝統であるブルー系のツートンカラーを踏襲しつつも、塗り分け位置や扉部分の配色を刷新。新設する「液晶ディスプレイ式車内案内表示器」では、5700系でも提供している停車駅などの情報のほか、今後は遅延発生などの列車運行情報の提供も開始していく。今年度は2編成8両を導入し、その後順次、リニューアルを行う予定。