2017年04月14日 12:45

インプレスR&Dは、「被災者と災害ボランティアの共生をめざして-熊本地震の現場から被災者のニーズを問い直す」(著者:崎浜公之)を発行した。

本書は、著者が2016年熊本地震の現地調査を踏まえて執筆した、新しい被災者支援の可能性を提唱する論文を書籍にしたもの。調査の結果、ニーズには、言語化可能なものと言語化困難なものがあること、被災者と支援者という一義的な関係において発せられるものと生活者同士の対話的な関係において発せられるものがあることがわかった。

災害時における被災者の「ニーズは聞いたらわかる」というわけではないし、「ニーズは被災者が、もしくは支援者が一方的に規定する」というわけではない。このような立場から、ニーズはいかに分類され得るか、そしてそれらに対していかなる被災者支援が求められるかについて、考察している。

小売希望価格(税抜)は、電子書籍版1000円、印刷書籍版1500円。

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