2017年04月11日 15:17

キヤノンITソリューションズは、2017年3月のマルウェア検出状況に関するレポートを公開した。同レポートによると、ばらまき型ウイルス付きメールの量が、2017年2月以降は全体的に減少。特にメール添付に使われるJavaScript言語を使ったマルウェアは、マルウェア検出量全体の65%以上に及んでいた2月と比べ、3月は20%以上減少して検出量全体の40%となった。

最も多く検出された「JS/Danger.ScriptAttachment」は、電子メール受信時にスクリプトベース保護機能によって検出された未知の悪意あるJavaScriptファイル。2位に入ったのは、同じくJavaScript言語で作られた「ダウンローダ」で、ランサムウェアや情報搾取型マルウェアの感染を狙ったもの。3位は、ブラウザ・ハイジャッカーとして古くから検出対応している「PEMalform」。

上位5種のマルウェアは、1位と2位がメールからの検出、3位から5位がブラウザからの侵入による検出となった。レポートの詳細はこちら