2017年04月11日 10:26

ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、ブロックチェーンにより実装されたデジタルトークン「Zen」の社会実験を5月15日(予定)から開始する。
これまで、世界中で様々な仮想通貨が作られ流通してきた。しかしながら、最大の流通量を誇るビットコインですら、各国の法定通貨に対する為替の変動は激しい。多くの企業において、実ビジネスの決済に使用するにはリスクが高く、企業活動における仮想通貨の普及を妨げる要因となっていた。
今回実験を開始する「Zen(JPYZ)」は、「Yen」の一歩先を行く仮想通貨として名付けられた。従来の仮想通貨のようにインターネット上で取引を行うことができ、かつ、日本円と高い為替連動性を保持するものとして利用できる仮想通貨となることを企図したデジタルトークンだ。第1フェーズ(4月~9月)において、「Zen」はプライベートブロックチェーン上のトークンとして、本社会実験に参加する特定のBCCC会員企業向けに実装される。