2017年04月07日 14:18

デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は、全国の企業の教育研修担当者100名を対象にVRの教育利用の現状と課題についてアンケート調査を実施し、その結果をまとめた調査報告書を4月7日に公開した。

アンケートの結果、「VRを教育研修に導入している」と答えたのはわずか1%だったが、「導入したい」「導入を検討したい」は6割を占め、「今後も導入するつもりはない」17%を大きく上回った。とくに飲食・宿泊、金融、情報通信業、大企業やeラーニング研修を実施している企業において導入意欲が高い傾向がみられた。

VRの活用先は業種によって異なるが、共通点は「リアリティのある体験型コンテンツへの期待感」。ニーズが高いVRは、「全体研修」または「職種別研修」だった。VR効果は「教育しづらかった研修内容の実現」と「従業員スキルの向上・標準化」と見られているが、最大の懸案課題は「コスト」のようだ。アンケートの詳細はこちら