2017年01月26日 09:13

河出書房新社は、『作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首』を、1月27日に発売する。

本書は、5人の作家(池澤夏樹/伊藤比呂美/森見登美彦/町田康/小池昌代)が行った、古典新訳を少人数でじっくりと読み解く連続講義をまとめたもの。2016年3月、ジュンク堂書店池袋本店を会場に池澤夏樹さんによる「古事記」の講義からスタートし、1月には10回を超え、延べ400名以上が参加している。

今まで詳細に語られることのなかった作品の魅力や新訳の難しさ・楽しさなどを、手掛けた訳者ならではの視点で限定の40名へ向けて語りつくす、贅沢かつ濃密な時間が臨場感たっぷりに収録されている。また、対象書籍を読んだ上で参加する読者が多く、各講義の最後にはバラエティに富んだ質疑応答も収録した。

今後も、講義はほぼ毎月開催。2月は酒井順子さんによる「枕草子」の講義が控えている。今秋には書籍の第2弾も予定。

価格は1300円(税抜)。