2017年01月16日 14:43

宮崎交通とヤマト運輸は、1月16日より、日本初となる保冷専用BOXを搭載した路線バスを導入。ヤマト運輸の保冷輸送サービス「クール宅急便」の大量輸送にも対応する「客貨混載」を開始した。
客貨混載とは、人と貨物を同じ車両で一緒に運ぶことや乗客の輸送に付随して貨物を運ぶこと。両社は、2015年10月から西都市-西米良村、2016年6月から延岡市-高千穂町、日向市-諸塚村を結ぶ3路線の路線バスで「客貨混載」を開始。過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と、物流の効率化による地域住民の生活サービス向上に取り組んできた。
そうした中、農水産品などの温度管理が必要な荷物が増えてきたため、西都市-西米良村を結ぶ路線バスに保冷専用BOXを搭載し、「クール宅急便」の大量輸送にも対応する。今後は他の路線への保冷専用BOX導入を検討すると共に、冷凍タイプの対応にも取り組むとしている。