2017年01月10日 13:30

サッポロホールディングスとタイのInnotech Green Energy Company Limited(IGE)は、世界初となるキャッサバパルプを用いたバイオエタノール製造プラントの実用化に向け、バイオエタノール製造技術の提供およびプラント設計に関するコンサルティング契約を締結した。
キャッサバパルプは、キャッサバイモからタピオカを抽出した後に発生する廃棄物。タイ国は、世界最大のタピオカ輸出国で、キャッサバパルプを年間260万トン排出。しかし繊維分を多く含むためバイオエタノールの原料として利用できなかった。サッポロホールディングスでは、酒類製造で培ってきた発酵技術と知見を活かし、NEDOプロジェクトを通じて製造技術の有用性を確認。これによって食料と共存できる持続可能なバイオエタノール製造を実現した。
同社では、今後IGEと2月中旬からコンサルティング契約を開始し、具体的なプラント設計作業と技術支援をおこなう予定。