2017年12月05日 09:08

ぐるなび総研は、今年の日本の世相を反映し象徴する食として、2017年「今年の一皿」に「鶏むね肉料理」が決定されたことを発表した。
「今年の一皿」は、優れた日本の食文化を人々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために2014年に開始し、今回で4回目となる。2017年「今年の一皿」は、その年流行または話題になったこと、その年の社会の動きと関係が深く世相を反映していること、食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があることの3つの条件を満たしていることを確認して、「鶏むね肉料理」を承認・決定した。
脂質が少ないことから加熱すると硬くなり、パサつくといわれる「むね肉」だが、ここ数年で塩麹に漬ける、真空低温調理するなどの技術により、柔らかくしっとり美味しく食べられるようになった。特に今年は、たっぷりの野菜・果物に肉類をあわせて主食とする新しいスタイルのサラダの需要も伸び、サラダの具材としても広く活用された。