2017年12月04日 10:14

愛媛県松山市とトラストバンクは、12月1日から、ふるさと納税の制度を活用した、使途を明確にして資金調達をする「ガバメントクラウドファンディング」を開始した。調達した資金は、道後温泉の保存修理に活用される。
本事業は、トラストバンクが企画・運営する日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のサイト上で寄附金を集める。道後温泉本館は、神の湯本館が明治27年に建設されてから、増改築を重ねた壮麗な三層楼を持つ、国の重要文化財。しかし、建築から123年の歳月が経ち、老朽化している施設の修理や、近い将来予想されている南海トラフ大地震への備えが求められている。
本プロジェクトでは、道後温泉本館をこの先も100年、200年と遺していくため、保存修理工事の費用として、資金調達を実施。寄附者には、寄附額に応じて道後温泉本館優待券などをお礼の品として用意する。
目標金額は2700万円。期間は12月1日~2018年3月31日。