2017年10月26日 13:23

OKIアイディエス(OIDS)とザイロンは、「車両周辺モニタリング用フライングカメラシステム」を共同開発した。
現在、車両で用いられているサラウンドビューシステムと呼ばれる映像システムは、固定位置のカメラ視点で俯瞰するものとなるため、必要とする具体的な特定箇所を注視することが困難。新システムは4台以上のカメラと評価用ボードから構成されており、仮想カメラの視点を自在に変更し、360度リアルタイムに自車両の周辺監視が可能。タッチスクリーン操作により、ユーザーが俯瞰する視点を任意の点に変更できるので、あらゆる角度から自車両の周辺監視を可能とした。
乗用車の発車・駐車時の危険回避、道路への合流支援、バスやトラックといった大型特殊車両の走行中周辺の死角監視など適用範囲は広く、また様々な顧客独自の機能を、OIDSが受託開発して柔軟に追加することもできる。OIDSは、新システムを11月から国内ADAS市場向けに提供開始する。