2017年09月07日 13:58

スカイディスクは、九州工業大学へ技術提供をし、介護領域におけるIoTの実用化をさらに推し進め、介護従事者の負荷軽減を目指す取り組みを開始した。九工大では、「非接触生体センサ」と「AIによる行動認識技術」の組合せで、高齢者が「より安全に」「快適に」生活するためのIoTソリューション実現を目指している。

今回同社は、温湿度、照度、気圧のセンサが内蔵された「SkyLogger Piccolo」の試作品と、次世代通信規格であるLoRa仕様の屋内用ゲートウェイ「SkyGate」を提供。1台のLoRaWANゲートウェイで8階建てのビルの各階でデータ取得が可能であることも実験で確認されており、中規模~大規模の介護施設や病院での利用に向けて期待が寄せられている。

熟練の介護士の行動履歴を元に、新しく入ってくる介護士の教育に活かしたり、最適な人員配置の検討に利用したりできる解析結果を導き出すことで、介護業界の課題である業務負荷と人手不足を同時に解決することを目指す。