2017年08月15日 10:32

光文社は、分かりやすい日本史の解説に定評のある歴史作家・河合敦先生の最新刊「日本史は逆から学べ」(光文社知恵の森文庫)を、8月8日に発売した。

本書は近現代から過去に向かって、「どうしてそうなった?」という問いを重ねながら、因果関係をたどる1冊。「なぜ?」「どうして?」を突き詰めることで、推理小説を読むように日本史の流れが頭に入る。本書では日本史の通史を4つに区切り、各章の中に10前後の項目があり、すべての項目が前後のものと「因果関係」でつながっている。そのため、目次をざっと読むだけで日本史のあらすじが理解できる構成だ。

本文では主に政治史を中心に時代をさかのぼり、紹介し切れなかった経済や外交、文化などのテーマ史は、各章末にコンパクトに解説。立体的に歴史を理解するためにも必須の情報は、取りこぼさない。1冊で日本史を一気読みできるので、受験にもお勧めだ。

定価は780円(税抜)。