2017年07月26日 09:37

JAF(日本自動車連盟)は、夏の気温が上昇するシーズンを迎え、子どもなどの熱中症事故予防を呼びかけている。

2016年8月1日~31日の1カ月間、JAFが出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、子どもやペットが車内に残されたままであったケースは全国で310件。このうち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどして車内の子どもを救出したケースが30件あった。

2012年夏にJAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35℃の炎天下に駐車した車内の熱中症指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達した。特に、乳幼児は体温調節機能が未発達であり、特に注意が必要だ。また、加齢に伴い高齢者は体温調節機能が低下するため注意が必要。ペットなども車内に残して車を離れることは決してしないよう、JAFでは強く注意を呼びかけている。

JAFユーザーテスト(車内温度/夏)