2017年07月12日 10:46

誠文堂新光社は、7月7日に、「土壌づくりのサイエンス」を刊行した。

微生物がバランスよく、たくさん活動している農地は、収穫量が多く、おいしい農作物をつくることができる。土の中の微生物を活かした有機農法は、これまで農家の人たちの勘や経験に頼っていて、なかなか他の人が真似できるものではなかった。

立命館大学で環境微生物学を研究する久保幹教授が開発したのが、土壌を科学的に診断するメソッド「SOFIX(土壌肥沃度指標)」。世界で初めて、土壌の微生物量を計測し、土壌の健康状態を「みえる化」することに成功した。本書では、土壌微生物の役割を理解しながら、SOFIXの理論に基づいた再現性の高い土壌改良の方法を、実例をまじえて紹介していく。プロ農家はもちろん、有機農業を志す人、農業を学ぶ学生、さらには一般の園芸家でも活かせる知識と方法論が満載だ。

定価は2300円(税抜)。

誠文堂新光社