2017年07月03日 14:50

シャープは、車型の屋外自律走行監視ロボット「SV-S500」を本年6月に米国で発売。同国の大手警備会社 U.S.Security Associatesに納入した。
本機は、GPSを利用して現在地を把握しながら、あらかじめ設定された巡回ルートを時速約5kmで自律走行する。本体前方のPTZ(パン・チルト・ズーム)カメラと、前後左右に搭載された4台の広角カメラで本体の周囲360°を常時撮影。映像をリアルタイムで監視ルームに送るので、警備員は監視ルームから敷地内の様子を遠隔監視し、不審者の侵入やフェンスの破損などの異常を確認することができる。
さらに、本体にはスピーカーとマイクを搭載。不審者発見時には、監視ルームから問いかけたり、不審者の声を聞き取ったりできるほか、サイレンを鳴らすことも可能。パーソナルケア(生活支援)ロボットの安全性に関する国際規格「ISO 13482」の認証も取得している。