2016年12月08日 11:30

世界文化社より、「常備菜」で大人気の料理家・飛田和緒さんに教わる郷土汁レシピ集「飛田和緒の郷土汁」が12月9日に発売される。本書では、日本各地の風土の中で育まれてきた102種類の郷土汁を、手に入りやすい材料と作りやすさにこだわったレシピにアレンジして紹介している。
郷土汁とは、各地の風土の中で育まれた奥が深い料理。食べられるもの、食材を余すことなく使うものなど、先人の知恵が生かされている。味つけも味噌や醤油、酒粕、塩などさまざま。
たとえば変り種の郷土汁としては、鶏の卵のようなあんこ入り団子をすまし汁に浮かべた秋田県の鶏卵汁、山形県庄内地方の夏の定番である、とうもろこしの味噌汁、肉や魚は入れずにあずきのコクとかぼちゃの濃厚な甘みを味わう京都のいとこ汁などを紹介。
そんな郷土汁を、身近で手に入る材料を選び、なるべく短時間で作れるように工夫して提案する。定価1,400円(税別)。