2016年12月07日 12:15

その年の主要なサイバー脅威をまとめているKaspersky Labのグローバル調査分析チームは、ランサムウェアを2016年の最重要トピックに位置付けた。

企業に対する攻撃は、1月には2分間に1回だった攻撃が、10月には40秒に1回になった。最も多くの攻撃を受けた業種は教育で23%、最も少ない業種は小売りおよびレジャーの16%。個人に対する攻撃も、1月には20秒に1回だった攻撃が、10月には10秒に1回へと増加した。

注目すべきはRansomware-as-a-Service(RaaS:サービスとしてのランサムウェア)。ランサムウェアを独自に開発するスキル、リソースそして意思のないサイバー犯罪者にとって、RaaSは魅力的なビジネスモデルとなってきている。

いっぽう2016年には官民が連携、団結してランサムウェアに対抗する動きがあった。7月には「No More Ransom」が発足し、現在14か国の警察機関が参加している。詳しくはこちら