2016年11月29日 10:58

双葉社は、漫画アクションに掲載されると同時に感動と大反響を呼んだコミック『結んで放して』(山名沢湖・著)を11月28日に発売した。

本作品は、漫画同人誌即売会を舞台に、漫画を描く楽しさと辛さ、漫画を描く女性たちの人生を描いている。同人誌を描いた経験のある人、何かに夢中になったことがある人の胸を打つ作品だ。

あの日、あの喫茶店のテーブルには、漫画を描く人が4人いた。時を経て、漫画を描き続けているのはプロの漫画家となった千畝(ちうね)ただひとりとなった。心の中でくすぶり続ける、同人時代の憧憬、情熱、そこにあった原点。そんなある日、もう描かなくなった憧れの人と街中で出逢う。同人誌の世界を舞台に、人生の岐路に立つ女性たちの気持ちが優しく切なく静かに沁みわたる。今も漫画を描き続ける者、そうでない者、双方の視点から描いた珠玉の連作短編集。

定価は600円(税抜)。

双葉社