2016年11月17日 10:22

文一総合出版は、10月7日に『街なかの地衣類ハンドブック』を刊行した。

本書は「太平洋ベルト」と呼ばれる、茨城県~九州北部にかけての都市部で身近にみられる「地衣類」約60種を紹介した図鑑だ。「地衣類」とは、きのこやカビなどの菌類と俗に藻と呼ばれる藻類が共生した生きもの。日本では海岸~高山のいたることろに約1800種が生育している。

地衣類各種の細かい特徴は解説に記述してあるが、まずは絵合わせで名前が調べられるように、巻頭に写真で色別の地衣類一覧を掲げてある。また、図鑑ページでは可能な限り写真を大きく使用し、アップ写真も載せている。他にも、地衣類初心者に役立つよう、地衣類とはどんな生きものなのか、地衣類でできる実験、地衣類にまつわる素朴な疑問への回答なども紹介、この本1冊でひととおり基礎知識を身に付けることができる。

定価は1400円(税抜)。

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