2016年10月11日 15:32

KADOKAWAより、京極夏彦の最新作「虚実(うそまこと)妖怪百物語」序・破・急計3巻を、10月22日より3週連続で刊行する。
本作は、著者が映画「妖怪大戦争」(2005年公開)製作プロデュースに参加した際、自身が創作した未発表プロットをふくらませて書かれた作品。見えるはずのない妖怪が見えるようになってしまった現代を舞台に、日本滅亡を目論む魔人と対決する、京極版「妖怪大戦争」ともいえる壮大な小説。作中には、作家・荒俣宏氏による大作「帝都物語」のキャラクターで、映画「妖怪大戦争」にも登場した魔人・加藤保憲が登場。また、榎木津(えのきづ)というどこかで聞いたことがある名字の青年、水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、妖怪専門誌「怪」関係者などが多数実名で登場することも読みどころの一つだ。著者史上最長計1900枚の超大作となる。
10月22日「虚実妖怪百物語 序」、10月29日「虚実妖怪百物語 破」、11月5日「虚実妖怪百物語 急」発売。各本体1400円+税となる。