2016年09月15日 13:24

9月12日、世界文化社は、人気イラストレーター、故伊藤正道さんがはじめて手がけた絵本を復刊させた「おじいちゃんと ぼく」を発売した。

伊藤正道さんは、絵本、広告等のイラストを多く手がけ、ボール紙に描く独特の作風の絵本を遺した人気イラストレーター・絵本作家。鎌倉・稲村ヶ崎にアトリエを構え、自然や動植物をこよなく愛し、海を見ながら創作に励み、2012年55歳で永眠。

本書は、地球というかけがえの無い美しい星に住む人間にとって、本当に大切なものは何かという普遍的なテーマを、おじいちゃんが優しく語り聞かせるストーリーとなっており、伊藤さん独特の優しい色彩とキャラクターが印象的。

文は、金子みすず全作を発掘した矢崎節夫さん。矢崎さん自身も、市販化を熱望していた1冊だという。同社では、もうすぐやってくる敬老の日にむけ、おじいちゃんに感謝の意を込めて、一緒に読んでみてはとおすすめしている。