2016年09月08日 08:00

ヤマハは、5月19日に東京藝術大学奏楽堂で開催されたコンサート「音舞の調べ~超越する時間と空間~」に技術協力を行い、「人間と機械の共演」の実現に取り組んだ。

ヤマハが開発した「人工知能演奏システム」を用いて、20世紀のピアノの巨匠、故スヴャトスラフ・リヒテルの往年の演奏を自動演奏ピアノ「Disklavier(ディスクラビア)」で忠実に再現。さらに世界的名演奏家集団であるベルリンフィル・シャルーンアンサンブルの演奏に合わせてその演奏を柔軟に変化させ、息のあったアンサンブルとして披露することに挑戦した。

このシステムは、マイクとカメラを用いて共演者の演奏音や演奏時の動きを検出・分析し、次の瞬間に行うべき演奏を逐次予測しながら、自動演奏ピアノに演奏をリアルタイムに指示。人間とアンサンブルを奏でることが出来るようになっている。

動画はこちら