2016年08月24日 08:14

資生堂ギャラリーでは9月6日~10月25日まで、身近な生活の中にある工芸を紹介する「そばにいる工芸」展を開催する。
資生堂は、「美しい生活文化の創造」を企業使命とし、1919年に資生堂ギャラリーを開設した。開設当初から、生活を豊かにするものとして工芸に着目し、美術と同様に数多くの工芸の展覧会を催してきた。陶芸や漆芸などの工芸作家の個展、海外の美術工芸品展、日本の工芸の発展を目指し結成された団体の作品発表など、さまざまな展覧会を通して工芸とともに歩んできた。
本展は、日常の生活のなかでそっと人間と寄り添う工芸をテーマにしている。展示するのは「森岡書店」の代表・森岡督行さんの協力を得て、暮らしの基本となる「食」と「住」の側面から選んだ6名の工芸作家の作品だ。スプーンやフォークなどのカトラリー、照明、箱、ガラス容器、うつわなどの作品は、シンプルでも細部へのこだわりがあり、見た目も美しく、使う人のことが意識されている。
入場は無料。