2016年08月18日 13:19

遺伝子検査キットのパイオニア、ジェネシスヘルスケアは、ジェネシスメディカルクリニック六本木など提携先医療機関で、被験対象者 限定80名に唾液検体の募集を募り、血液検体との比較を行いDNAの品質、遺伝子検査の優位性を検証する。

家族性乳がん遺伝子は母娘で保有している場合が多く、30~40歳代の若年層で発症することが確認されている。BRCA1/2(家族性乳がん)遺伝子検査で陽性かどうか調べる事ができ、陽性の場合の発症率は80%を超えるといわれている。

昨今の技術の進化により、唾液からのDNA採取の精度は非常に高く、従来の血液検査よりもはるかに安価(10万円以下)で痛みなく診療を受けることが可能。被験者への身体的負担や経済的負担軽減のためにも唾液でのDNA採取が必要だとしており、今回の治験を行うことで技術の確立を目指す。本共同研究期間は、2016年8月1日~2018年7月31日までの2年間を予定。