2016年07月29日 08:26

長崎県及び千葉大学国際教養学部は、8月5日、原子爆弾及び戦争の残酷さを後世へ伝えるため、昨年度に続き、今年度も被爆体験講話会を開催する。
広島市・長崎市に原子爆弾が投下されて70年以上が経過した。死者の人数は20万人以上(広島では約14万人、長崎では7万5000人)にのぼる。その記憶を特に守ってきたのは、様々な健康障害に苦しみながら、核兵器なき平和的世界を願う被爆者の人々。多くの被爆者が高齢になった今、生の声を聞く機会は年々少なくなってきている。
グローバル人材育成を進める千葉大学は、多くの学生を海外へ派遣し、また外国人留学生の受け入れを積極的に推進しているため、国内外で外国人と接する機会が増えている。外国人から第二次大戦や原子爆弾について質問された場合、どのように答えるのか。長崎県から招いた被爆体験者の貴重な声を聞き、戦争の残酷さを改めて感じた上で、学生が世界でどのように情報発信をしていくのかを考える貴重な経験となる。