2016年07月11日 15:30

カゴメは、トマトジュースを継続して飲むことで、紫外線を浴びることにより暗くなった肌の色調の回復が早まる可能性があることを、ヒト試験により明らかにした。
トマトは、リコピンなど強い抗酸化作用をもつ成分を多く含んでおり、海外の研究機関による試験においては、トマトペーストの摂取が紫外線によって生じる肌の赤みを抑制することが報告されている。そこで本研究では、肌質の異なる日本人でも同様の効果が見られるかを、肌の赤みと明度とを指標に検証。
その結果、紫外線を浴びることで生じる肌の赤みをトマトジュースの摂取が抑制する効果は認められなかったが、紫外線照射後に低下した明度の改善が見られ、トマトジュースの継続飲用(12週間)が、紫外線により暗くなった肌の色調の回復を早める可能性があることが確認された。今後、肌の色調の回復を促進する有効成分やその作用メカニズムについて検証していくとしている。