2016年06月27日 14:18

横浜みなとみらいホールでは、2002年から全国で初めて、ホールオルガニストのインターンを受け入れている。

横浜みなとみらいホールのパイプオルガンは、コンサートホールの設計当初からオルガンの響きに配慮され、オーダーメイドされた。構想から楽器設置まで10年超。4,623本ものパイプから響く音が、ホール全体を一つの楽器のように共鳴させる。パイプオルガンは一度建物に設置されたら、外に持ち出すことができない。そこで、この楽器を見守り、オルガンの魅力を広く知らせるのが、ホールに専属するオルガニスト「ホールオルガニスト」の仕事となる。

開館当初からホールオルガニストを務める三浦はつみさんの指導により、大学等でオルガンの演奏について学んできたオルガニストが一年間を通して学び、これまで18名を輩出、2016年には第15期生となる石川優歌さんを迎え入れた。石川さんは、「このインターンシップを通し、演奏家としても成長していきたい」とコメントしている。