2016年06月27日 14:10

アルクは、日本人のリスニング・リーディング力と、英語運用能力に関する調査を実施し、その結果を発表した。対象となったのは、2004年~2015年12月までにTSSTを受験した人のうち、TOEIC(R)テストスコアを持つ2万5,559人。

それによると、スピーキングが得意な人の約9割は、リスニング・リーディング力も高いこと、逆に、リスニング・リーディングが得意な人の約7割は、スピーキングが苦手であることも分かった。リスニング・リーディング力とスピーキング力とのバランスがあまり良くない一方で、過去5年間ではスピーキング力に上昇の兆しが見えており、特に製造業と大学生を中心にそれがうかがえた。

また、TOEIC(R)テストで730点以上のスコアを習得できるリスニング・リーディング力がある人でも、その約7割がTSST5以下であり、英語を使って業務を行うのは難しいことが分かった。まずはスピーキング力を見極め、足りない場合は必要に応じて補強することが望ましいと言える。