2016年06月21日 08:36
オグルヴィ・アンド・メイザーは、今後10年、中流層消費者が鍵となり急速に成長することが予想される12の市場「VELOCITY 12」に関する調査レポートを発表した。
オグルヴィは、「VELOCITY 12」と名付けられた国々によって世界経済に新たな成長モデルが生まれると提唱。次世代中流層消費者から成る新たなマーケットをどう理解し、向き合い、製品を売り込んでいけばよいのかを検証している
V12市場は、中流層の成長の中心が南アジアにシフトしていることを示している。その中心は南アジア、特にインド、パキスタン、バングラデシュ、ミャンマー、インドネシア、そしてフィリピンにあり、更に中国、エジプト、ナイジェリア、メキシコ、そしてブラジルへと延び、未来の成長市場を形成している。これからの10年、これらの12市場は次世代の10億人消費者を生みだし、そこでは中流層がマイノリティからマジョリティに転じるという重要な局面を迎えることになる。
