2016年06月09日 08:42

ミドリ安全.comでは、「安全」「衛生」に関わる職務に携わる計500名を対象に、職場での熱中症対策の実態に関してのアンケート調査を5月に実施し、その結果を発表した。
2015年7月の熱中症で緊急搬送された人員数は、2008年の統計開始以来、過去最多の2万4567人を記録した。米国航空宇宙局の発表によると、2016年は史上最も暑い年になるとも予想されており、職場での熱中症対策も早めの対策が肝心だ。
夏場の熱中症対策について、職場での教育や指導状況を聞いたところ、「毎年定期的に、教育や指導が実施されている」と解答した人が58.4%となった一方、「教育や指導は特に何も行われてない」と解答した人が27.4%にものぼることが明らかとなった。また、熱中症を予防するための「暑さ指標(WBGT)」がどれくらい職場で活用されているかを調査したところ、「良く知っており業務に活用している」と解答した人は、全体の4分の1以下に留まった。