2016年04月05日 17:00

規制という枠組みで守られてきた電力小売りの完全自由化。4月の完全自由化を目前の昨年11月、生活者の現在の節電意識から、自由化に何を期待しどのような情報を参考に行動を起こすのか調査した。
調査時期は、2015年11月。調査対象は、東京、大阪、愛知、福岡、北海道の20~60代以上、サンプル数は1000サンプル。
現在、利用中の電力料金には、「やや不満」「不満」は68.9%。それでも過去3年間に料金プラン変更者は、たったの8%。電力自由化に対する不安については、「各社の営業強化」「悪徳な会社が増えそう」など強引な勧誘手段や企業に対する不安と、「サービスや料金の比較の複雑そう」「プランそのものが複雑そう」という検討段階における不安が高い傾向にあった。電力自由化後、新しい電力会社も検討したい人は、約30%。参入企業の具体的なプランが出ていないことからも、「まだ検討するか決めていない」と回答した34%の人が今後どのような行動に動くのかがポイントとなる。