2016年03月16日 14:25

3月10日に文庫化された小説「高校入試」(著者:湊かなえ、KADOKAWA刊)が、リアルな心理描写と細かく張り巡らされた伏線により、大きな話題になっている。

名門公立高校の入試を通じて、教員、受験生、保護者らのむき出しになるエゴを生々しく描いている。いったい誰が入試をつぶそうとしているのか、誰が嘘をついているのか、登場人物全員が容疑者として物語は進行。湊ミステリの真骨頂ともいえる作品だ。

2012年にはドラマ化されたが、このドラマのシナリオ本に著者のサインが入ったものをプレゼントするキャンペーンが実施されている。応募詳細は、角川文庫「高校入試」の帯、もしくは文庫に挟まれているチラシをチェック。ドラマシナリオは、小説とはまた違ったラストになっている。