2016年02月17日 09:44

日本漢字能力検定協会は、1992年より漢字の読み書きと運用能力を測定する「日本漢字能力検定」を主催している。今回、2015年度第2回の「漢検」において、累計合格者数が2000万人を超えた。

「漢検」は1級から10級まで12段階の級を設けており、これまで3歳から102歳までと幅広い年齢の人々が「漢検」を受検している。年間志願者数は約215万人(2014年度)で、国内最大規模の検定のひとつだ。1992年度から2015年度第2回までの累計志願者数は4096万2194人、累計合格者数は2022万8741人となった。

「漢検」を実施する学校も多く、2014年度は全国の高等学校の71.6%、中学校の60.1%が実施。学校では、主に基礎学力の土台としての漢字能力育成や、進学や就職に役立つ資格取得、検定の合格という目標に向けた学習習慣の定着や、合格による学習意欲の向上を目的として「漢検」に取り組んでいる。協会では、社会で通用する漢字の力をより多くの人々に身につけてもらいたいと願い、これまで「漢検」を主催してきた。