2016年02月08日 13:39

千葉大学教育学部附属中学校は、昨年度から本格的に1人1台のタブレット端末を活用したICT教育を実践している。1年が経過して見えてきたその教育的効果と運用上の課題に関して、2月5日にICT授業研究会を開催し、その結果が報告された。

当日は県内外から集まった200人の教員や学校関係者により、タブレット端末の効果的な活用について活発な議論がかわされた。「ディジタルとアナログのバランスが大切だということがわかった」などの感想が寄せられる一方、個人差への対応や休み時間中の活用など、教育的効果の充実に向けての課題も確認できた。

本研究のまとめとなる次年度では、教員のタブレット端末管理等の労力に対する教育的効果及び、保護者の経済的負担に対する教育的効果を分析。1人1台タブレット端末を所有させることが、有効なのかをさらに検証していく予定。